iPad Proケースの製作
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父の還暦で何かあげようということで、傷み始めていたiPad Pro1のケースに代わる新しいケースをあげることにしましたが、良いケースが見つからず作ったという記録です。
## ほしかったやつ
- Fintieのケースのように立つもの。
- Fintieのケースのように表面が布地のもの。
- Apple Pencilの保持機能は不要。
つまりFintieのケースのiPad Pro版がよかったのですが見つけられず、作ることにしました。
![https://www.amazon.co.jp/gp/product/B075M9MJ3Q の商品画像から引用](/_next/image?url=%2F_next%2Fstatic%2Fmedia%2Fanti-slip-stripe.27e06d91.jpg&w=3840&q=75)
## 材料
生地は手芸用品店で買いました。表地は¥1,200、裏地は¥600、あとiPadを引っ掛ける部分の革紐は1mで¥600でした。生地は最終的に半分以上余ったのでこんなに要りませんでした。
![表地は柄あり、裏は無地にしました。](/_next/image?url=%2F_next%2Fstatic%2Fmedia%2Ffabrics.5e4a0950.jpg&w=3840&q=75)
形を保つための厚紙をホームセンターに買いに行ったらフォーレックス (Forex) というのがあったのでこれにしました。
![カッターで加工できます。この大きさでぎりぎり足りました。](/_next/image?url=%2F_next%2Fstatic%2Fmedia%2Fforex.c3ac5bc9.jpg&w=3840&q=75)
iPadをはめる部分はAmazonで買いました。ESR iPad Pro 11 2020 TPU背面カバー
![https://www.amazon.co.jp/gp/product/B083R89VD1 の商品画像から引用](/_next/image?url=%2F_next%2Fstatic%2Fmedia%2Ftpu-shell.48a6dea8.jpg&w=3840&q=75)
## 設計
折る場所が2か所あるので上からA, B, Cとします。
![背面カバーから2mm大きいサイズにしています。](/_next/image?url=%2F_next%2Fstatic%2Fmedia%2Fdesign.fcb71824.jpg&w=3840&q=75)
## 製作
- 表地でフォーレックス、裏地で厚紙をくるむ(カメラ部分もいい感じに)
- フォーレックスと厚紙をカットする
- レンズ部分をカットする
- 表地と裏地をカットする
- フォーレックスに両面テープを貼って表地でくるむ(以下、外側ABCと呼びます)
- 厚紙に両面テープを貼って裏地でくるむ(以下、内側ABCと呼びます)
- iPadを引っ掛ける革紐を内側につける
- 革紐をカットする
- 革紐に下穴をあける(糸を通していないミシンを使いました)
- 内側Cに縫い付ける
- 背面カバーを内側につける
- 背面カバーに下穴をあける(2.0mmのドリルを使いました)
- 内側Aに縫い付ける
- 内側と外側を接着する
- 生地がかかっていない部分に生地の高さを補うフォーレックスを貼る
- 両面テープで内側と外側を接着する
- 外縁を縫い合わせる
- カメラ部分を縫い合わせる
![2.3 革紐を縫い付けているところ。](/_next/image?url=%2F_next%2Fstatic%2Fmedia%2Fleather-tape.10c1a99b.jpg&w=3840&q=75)
![2.3 革紐を縫い付けて引っ掛かりを確認します。](/_next/image?url=%2F_next%2Fstatic%2Fmedia%2Fkaridome.1d673cf5.jpg&w=3840&q=75)
![3.1 背面カバーに下穴をあけます。](/_next/image?url=%2F_next%2Fstatic%2Fmedia%2Fhole.34e072dc.jpg&w=3840&q=75)
![3.2 背面カバーを内側Aに縫い付けます。](/_next/image?url=%2F_next%2Fstatic%2Fmedia%2Fput-shell.50ac778c.jpg&w=3840&q=75)
![4.3 外縁を縫い合わせます。](/_next/image?url=%2F_next%2Fstatic%2Fmedia%2Fsew-edges.b97917ae.jpg&w=3840&q=75)
![4.4 カメラ部分を縫い合わせます。](/_next/image?url=%2F_next%2Fstatic%2Fmedia%2Fsew-hole.599418f6.jpg&w=3840&q=75)
## 完成
![立てたところ。](/_next/image?url=%2F_next%2Fstatic%2Fmedia%2Ffinish1.7ad05e38.jpg&w=3840&q=75)
![折り目が見えます。](/_next/image?url=%2F_next%2Fstatic%2Fmedia%2Ffinish2.64c9f057.jpg&w=3840&q=75)
![実際にiPadをはめたところ。角はもう少し丸くしても良かったですね。](/_next/image?url=%2F_next%2Fstatic%2Fmedia%2Ffit.f0af2ea3.jpg&w=3840&q=75)
![ケースがカメラに映り込むことはありませんでした。](/_next/image?url=%2F_next%2Fstatic%2Fmedia%2Fcamera.04d7d1d8.jpg&w=3840&q=75)
## Accessory Design Guidelines for Apple Devices
これを見るとカメラに映らないための寸法などがわかります。
https://developer.apple.com/accessories/Accessory-Design-Guidelines.pdf
![261ページから引用](/_next/image?url=%2F_next%2Fstatic%2Fmedia%2Faccessory-design-guidelines-261.8fe68b1b.png&w=3840&q=75)
今回製作したケースにオートスリープ機能はありませんが263ページのMAGNET DETAILをよく観察すればオートスリープ機能もできるかも?
## Footnotes
-
11インチ、第2世代 ↩